【株式市場】前場の日経平均は471円高、米金利低下などで半導体株が上げ中東情勢にも安心感

株式市場 証券取引所

◆日経平均は3万1072円93銭(471円15銭高)、TOPIXは2255.79ポイント(31.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億7665万株

 10月27日(金)前場の東京株式市場は、米国金利の低下を受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株が軒並み反発して始まり、直後にダレたものの次第高となり、全体相場に安堵感を与える形になった。また、株価指数連動型買いも流入。イスラエルが限定的な地上戦を行ったことで同国の顔が立ち、中東の緊張はヤマを超えたとの見方もあり、大手商社、自動車株など、主要銘柄が軒並み高となった。日経平均は112円高で始まり、ややもみ合った後は次第高となり、前引け間際に479円97銭高(3万1081円48銭)まで上げて前場は大幅反発基調となった。

 富士通<6702>(東証プライム)が急伸し大きく出直り第2四半期決算は減益だったが直近3ヵ月間の営業利益大幅回復など好感。東邦チタニウム<5727>(東証プライム)も急伸し業績予想の増額修正を素直に好感。植松商会<9914>(東証スタンダード)は第2四半期の大幅上振れ決算が好感されストップ高。ベイシス<4068>(東証グロース)は中期計画の売上高300億円目標などが引き続き好感され大幅続伸。

 新規上場のドリーム・アーツ<4811>(東証グロース)は3005円(公開価格2660円の13%高)で初値をつけ、前引けは3110円(同17%高)だった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億7665万株、売買代金は1兆7706億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は1515銘柄、値下がり銘柄数は126銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、海運、非鉄金属、証券商品先物、鉄鋼、銀行、ガラス土石、鉱業、倉庫運輸、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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