【株式市場】前場の日経平均は382円安、円高や金利情勢など影響、半導体関連株などは堅調

東京証券取引所

◆日経平均は3万609円48銭(382円21銭安)、TOPIXは2231.23ポイント(23.42ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億7571万株

 10月30日(月)前場の東京株式市場は、この日から31日にかけて予定される日銀の金融政策決定会合での金融調節姿勢に見方が分かれる様子となり、為替の円高や前週末のNYダウ366ドル安もあり、日経平均は328円安で始まった後も一進一退の相場となった。一方、NY市場で半導体株が上げたためレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株は高く、四半期決算が好調で業績予想を増額した日立製<6501>(東証プライム)や日清製粉G本社<2002>(東証プライム)も活況高。日経平均は中盤に407円66銭安(3万584円03銭)まで下押したが、前引けは幾分持ち直した。

 大阪瓦斯<9532>(東証プライム)が活況高となり第2四半期の黒字化と自社株買いなど好感。M&A総研HD<9552>(東証グロース)は今期の大幅増益予想やコンサルティング事業開始など好感され活況高。植松商会<9914>(東証スタンダード)は四半期決算が連日好感され一時2日連続ストップ高。プロジェクトカンパニー<9246>(東証グロース)はSBIホールディングスグループとの連携に関する期待などあるようで急出直り。Waqoo<4937>(東証グロース)は9月決算への期待など言われ大きく反発。

 東証プライム市場の出来高概算は7億7571万株、売買代金は1兆8540億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は225銘柄、値下がり銘柄数は1404銘柄。

 東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、電力ガス、電気機器、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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