元気寿司は大幅増配や業績予想の増額修正など好感されストップ高

■11月1日を効力発生日に株式2分割、新たな投資家層の流入も

 元気寿司<9828>(東証スタンダード)は11月1日、飛び出すような急伸相場となり、午前9時半前にストップ高の3120円(503円高、19%高)で売買された後そのまま買い気配を続けている。10月31日の17時に発表した第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計)が大幅増益となり、3月通期予想と配当予想の増額修正も発表し、好感買いが集中した。11月1日を効力発生日として1株を2株とする株式分割を実施。投資金額が分割前の2分の1になったこともあり、新たな投資家層の流入期待も強く追い風になったようだ。

 9月中間配当は9月に開示した従来予想の2倍の1株20円(前年同期の4倍)に引き上げ、3月期末配当も従来予想の2倍の10円(前年同期と同額)に引き上げた。

 4~9月の連結売上高は前年同期比18.4%増加し、営業利益は2.4倍に急拡大した。国内の総店舗数は3店舗を出店し2店舗を退店したことにより184店舗。海外の総店舗数は9店舗を出店し6店舗を退店したことにより234店舗。店舗運営の合理化と適正化を進め、国内では、「露出度が高く訴求性のある広告媒体を積極的に活用し、来店客数の増加及び店舗・ブランドの認知度向上に努め」(決算短信)た。3月通期の連結業績予想は、5月に開示した従来予想に対し売上高を3.9%上回る見込みに見直し、営業利益は同2.2倍に、親会社株主に帰属する当期純利益は同2.3倍に見直した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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