スタンレー電気は第2四半期決算の大幅上振れなど好感され急激に出直る

■4月開示の予想を営業利益は28%、四半期純利益は34%上回る

 スタンレー電気<6923>(東証プライム)は11月1日、急激に出直る相場となり、取引開始後に19%高の2835.0円(445.5円高)まで上げて約4か月ぶりに2800円台を回復し、午前10時半を過ぎても17%高前後で売買活発となっている。10月31日の15時過ぎに発表した第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計)が4月に開示した従来予想を大幅に上回り、配当予想の増額修正なども発表し、好感されている。

 4~9月の連結決算は前年同期比で売上高が5.7%増加し、営業利益は9.1%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は22.2%減だったが、期初に開示した予想に対しては売上高が4%上回り、営業利益は28%、四半期純利益は34%上回った。3月通期の予想については、「グローバルベースでは自動車生産台数が概ね堅調に推移するとともに、為替によるプラス影響が続くことが見込まれるものの、中国での減産の影響が継続することも想定される」(発表リリースより)として全体に据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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