あじかんがストップ高、価格改定や生産効率向上・諸経費抑制で業績予想を増額修正

■今3月期の連結営業利益は従来予想の2.1倍の見込みに

 あじかん<2907>(東証スタンダード)は11月2日の前場、取引開始から気配値のままストップ高の1030円(150円高、17%高)で推移し、値が付かないままだったが一気に2019年4月以来の1000円台に進んだ。1日の15時に9月第2四半期、3月通期の業績予想の増額修正を発表し、好感買いが集中した。

 2024年3月期の連結営業利益は、8月に開示した従来予想の2.1倍の950百万円の見込みに見直し、親会社株主に帰属する当期純利益も同2.6倍の950百万円に見直した。鶏卵価格の高値で推移や円安などによる原価上昇要因はあったが、製商品の価格改定が浸透したことや生産効率の向上・諸経費の抑制などにより、前回予想を上回る見込みとなった。為替予約の時価評価益や決済差益の拡大も上乗せ要因になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る