三菱重工の第2四半期は売上収益10%増加し事業利益84%増加、受注は55%増加

■株価は発表直後に瞬間安も一気に上値を追い8%高

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は11月6日の13時30分に第2四半期連結決算(IFRS基準)を発表し、4~9月累計の売上収益は前年同期比10.3%増の2兆692億72百万円、事業利益は同84.1%増の1009億48百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同69.8%増の919億44百万円だった。為替の円安影響が利益を押し上げた面もあった。株価は発表直後に瞬間安の場面があったものの一気に上値を追い、8%高に迫る8573円(618円高)まで上げて約3週間ぶりに8500円台を回復している。

 4~9月累計期間は、全セグメントで前年同期比増収となり、主な事業別では、GTCC、航空エンジン、製鉄機械、物流機器、防衛・宇宙が売上収益を大きく伸ばした。受注高は前年同期比55%増の3兆1370億円だった。エナジー、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙の3セグメントが増加。主な事業別では、GTCC、防衛・宇宙が受注を大きく伸ばした。今期・24年3月期の連結業績予想は全体に据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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