■17のレガシー財務システムを置き換え、効率とコスト削減を実現
世界有数の金融市場インフラおよびデータ・プロバイダーであるロンドン証券取引所グループ(LSEG)は、財務業務を変革するために「Oracle Cloud」を選択したと日本オラクル<4716>(東証スタンダード)が11月7日に発表した。LSEGは、オラクルのクラウド・アプリケーションを統合することで、財務プロセスの自動化、財務計画と業務計画の連携、請求プロセスの効率化など、多くのメリットを享受できる。
LSEGは、最近の買収を受けて、ビジネス・インサイト活用を強化し、事業全体の収益性を高めるため、業務を合理化することにした。その一環として、17のレガシー財務システムをオラクルのアプリケーション群に置き換えることにした。これにより、グローバルな調達プロセスを効率化し、予測とシナリオ・プランニングを最適化し、レポート作成のスピードと精度を向上させることができる。
また、オラクルの「Revenue Management, Pricing, Billing」は、LSEGの請求プロセスの自動化、単一プラットフォーム上での請求業務の長期的な統合、価格設定において顧客のニーズに即した戦略を強化できる。これにより、規制の厳しい業界におけるカスタマー・エクスペリエンスを向上させながら、新製品やサービスの市場投入までの期間を短縮する。LSEGは、オラクルの製品の実装をサポートし、プラットフォームの利用者向けに使い方を迅速に習得できるようにするため、オラクルの「Guided Learning」を使用する予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)