■AIを活用した化学品特化型のサービスで、安全かつ効率的な輸送を実現
化学品の物流に関する課題を解決する新たなサービスが登場した。長瀬産業<8012>(東証プライム)は8日、化学品に特化した「化学品AI共同物流マッチングサービス」の提供を開始したと発表。同サービスは、日本パレットレンタル株式会社が提供するAI共同輸送マッチングサービス「TranOpt」のシステムを活用したもので、化学品に特化した共同物流マッチングサービスの提供は業界初となる。
同サービスでは、AIによって危険物の混載を制御する新機能や、荷主同士をマッチングさせることで、定期運行されている効率の低い輸送便を対象にマッチングが可能となる機能などが利用できる。これにより、化学品の輸送における安全性や効率性の向上、コスト削減やGHG排出量削減といった効果が期待される。
長瀬産業は、化学品を取り扱う国内企業を対象に本サービスを提供・運用するもので、共同物流の成立時に手数料が生じる成功報酬型のサービス(年会費別途)。今後は、輸送に関わる倉庫のマッチングなど、化学品の物流に関わる新たな機能の充実などを目指しながらサービスの展開を図っていいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)