ミツバが急伸ストップ高、第2四半期の営業利益16倍など好感

■従来予想を大きく超過、通期予想は据え置くが上振れ必至の見方

ミツバ<7280>(東証プライム)は11月9日、飛び出すような急伸相場となり、取引開始後にストップ高の797円(100円高、14%高)まで上げ、午前10時にかけてもストップ高で売買されながら買い気配を続けている。自動車のパワーウインドウやワイパーなどの駆動システム大手で、8日15時に発表した第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計)の営業利益が前年同期の16.4倍などと爆発的に回復し、5月に開示した従来予想を16%超過するなどで注目を集めている。

4~9月は、半導体供給の改善により自動車生産が増加し、ならびに二輪事業が引き続き好調に推移したことに加え、経費面では、物流費を中心とした削減により、連結営業利益が前回発表予想を上回った。また為替差益の計上も上乗せ要因となった。今期・24年3月期の連結業績予想は「中国エリアでの販売動向が不透明であることや、今後の為替変動の影響が見通せないこと」から据え置いたが、上振れ必至と見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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