三菱製鋼は「ばね事業」の黒字化などに注目集まり急反発
- 2023/11/9 13:42
- 業績でみる株価
■第2四半期決算、連結営業利益は69%増加
三菱製鋼<5632>(東証プライム)は11月9日、急反発の相場となり、取引開始後に12%高の1525円(161円高)まで上げて約5週間ぶりに1500円台を回復し、後場寄り後も1500円前後で堅調に売買されている。8日の15時に発表した第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計)で「ばね事業」が黒字に転換し、連結営業利益は前年同期比68.9%増加したことなどが注目されている。
4~9月の連結売上高は前年同期比5.2%増加し、営業利益は同68.9%増加した。四半期純利益は32%減だったが、前年同期に保険金収入等を計上したことの反動減。「ばね事業」は、原材料やエネルギー価格等の高騰の影響に対し、売価転嫁の効果や円安による換算影響が大きく寄与し、売上数量も増加、部門売上高は23.5%増加し黒字化した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)