富士製薬が急伸、今期の営業利益27%増を見込むなど一段拡大を好感

■配当も年42.50円(前9月期は37.0円)の見込みに

 富士製薬工業<4554>(東証プライム)は11月10日、飛び出すような急伸相場となり、19%高の1381円(223円高)まで上げて2021年3月以来の1300円台に進み、午前10時半にかけても16%高の1350円前後で売買されている。9日の17時に発表した2023年9月期の連結決算で今期・24年9月期の予想売上高を20%増とするなど、今期の伸びが拡大する見込みとしたことなどが好感されている。配当も今期の年間配当を1株42.50円の見込み(23年9月期は37.0円)とした。

 23年9月期は、22年4月に薬価収載された新不妊治療薬の本格展開などにより、売上高が前期比15.4%増加し、営業利益は同2.1%増加、親会社株主に帰属する当期純利益は同27.4%増加した。今期も女性医療領域の売り上げが順調に伸長することを見込み、連結業績予想は売上高を19.7%増、営業利益を27.2%増、当期純利益は16.9%増の見込みとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る