2023年12月1日から施行される道路交通法改正により、業務に使用する自家用自動車の運転者には、アルコール検知器を活用した酒気帯びの有無の確認が義務付けられる。この対応に迫られる約35万の事業者と約808万人のドライバーに向けて、トリプルアイズ<5026>(東証グロース)と中央自動車工業<8117>(東証スタンダード)がシステム連携サービスを開始した。
トリプルアイズは、AI顔認証によるアルコール検知システム「AIZE Breath」を提供している。このシステムは、顔認証とアルコールチェックを一連の動作で行い、記録をクラウドに自動保存するもの。なりすましを防ぎ、かつ運転者と管理者の業務工数を大幅に削減することができる。
中央自動車工業は、業務用アルコール検知器の草分けであり、高性能な携帯型アルコールチェッカー「ソシアック・ネオ」「ネオ・ブルー」を開発・販売している。これらの検知器は、Bluetooth通信でスマホと連携し、クラウドを利用したデータの一括管理が可能。さらに、息を検知しなければエラー表示が出る不正防止機能も備えている。
今回のシステム連携により、中央自動車工業のアルコール検知器でもトリプルアイズの顔認証クラウドシステムが利用できるようになった。これにより、より一層利便性が高まり、飲酒運転防止対策の強化に貢献する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)