■理研と富士通が共同開発したスーパーコンピュータが高い評価を得る
スーパーコンピュータ「富岳」は、世界のスーパーコンピュータに関するランキングの「HPCG」および「Graph500」において、8期連続の世界第1位を獲得した。また、「TOP500」は第4位、「HPL-MxP」は第3位だった。これらのランキングは、11月14日に米国で開催された国際会議「SC23」において発表される。
■「富岳」は幅広い分野で社会実装レベルの成果を創出
「富岳」は、理化学研究所と富士通<6702>(東証プライム)が共同開発したスーパーコンピュータで、2020年4月に試行的利用を、2021年3月に共用(本格稼働)を開始した。ライフサイエンスや防災減災、エネルギー、ものづくり、基礎科学、社会経済などの幅広い分野において、社会実装レベルで様々な成果を創出し続けている。
富士通は、「富岳」に採用されたテクノロジーをベースとした「FUJITSU Supercomputer PRIMEHPC FX1000」を含むHPC技術や、組合せ最適化問題を高速で解く「Fujitsu Quantum-inspired Computing Digital Annealer」などの高度なコンピューティング技術やAIなどのソフトウェア技術を、クラウドサービス「Fujitsu Computing as a Service(CaaS)」として提供している。これらのサービスを通じて、高機能な新材料の開発や輸配送の人手不足などの社会課題解決につなげるため、顧客との共創を進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)