メタウォーターは水処理関連5社とOEM取引を締結
- 2015/9/11 10:15
- IR企業情報
■豪雨時の合流式下水道から川や海に大量に流出する汚水対策に大きな効果
メタウォーター<9551>(東1)はこのほど、クボタ<6326>、水道機工<6403>、水ing(東京都港区)、住友重機械エンバイロメント(東京都品川区)、月島機械<6332>との間で、同社独自の「浮上ろ材を用いた上向流ろ過システム」のOEM取引に関する製品取引基本契約を締結した。水処理で多くの実績を持つ5社との本契約締結により、国内外での同システムの普及拡大をさらに加速させる。
同システムは、合流式下水道における簡易処理の高度化、未処理下水の簡易処理等に有効なシステムであり、豪雨時の合流式下水道から川や海に大量に流出する汚水対策として、汚濁排出量の削減に大きな効果がある。また、既存施設を活用した設置が可能であり、運転管理が容易であることから、施設建設費、維持管理費の削減にも寄与する。
同システムに係る技術は、東京都や横浜市と合流改善について、大阪市とは晴天時の連続運転の効果について共同研究を重ね、技術を確立させてきた。そして、近年では、国土交通省が実施するB-DASHプロジェクトでの「超高効率固液分離技術を用いたエネルギーマネジメントシステムに関する実証事業」や日本下水道事業団より海外向け技術確認第1号の技術確認証を受けた「先進的省エネ型下水処理システム:高効率固液分離槽・新型散水ろ床・最終固液分離槽を備えた下水処理システム」にも同システムが採用されている。