「丸亀製麺」のトリドールHDが一段高、中国でラーメン店を本格展開、好決算に続き期待強まる
- 2023/11/15 10:23
- 材料でみる株価
■中国に11月下旬合弁会社、まずは上海周辺と華東エリアで
トリドールHD(トリドールホールディングス)<3397>(東証プライム)は11月15日、一段高となり、午前9時30分過ぎに11%高の4358円(448円高)まで上げて約3か月ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。セルフサース方式のうどん店「丸亀製麺」などを展開し、14日の取引時間中に第2四半期連結決算(2023年4~9月・累計、IFRS)と通期業績予想の大幅な増額修正などを発表し活況高となった。続いて15日朝には「ラー麺『ずんどう屋』が中国に初進出」と発表したことも好感され、2日続けて大幅高となっている。
発表によると、中国のプライベート・エクイティ・ファンドと設立する合弁会社を拠点として、「ラー麺『ずんどう屋』」の展開を本格的に進める。設立は11月下旬の予定。まずは上海周辺および華東エリアに出店、当面の目標として、中国本土で200店舗超のフランチャイズ出店をめざす。
23年4~9月・累計の連結業績は、「丸亀製麺、国内その他、海外事業の全セグメントで上期最高となり」「事業利益も上期最高」(発表資料より)となった。今3月期の連結業績予想を全体に大幅に引き上げ、親会社の所有者に帰属する当期利益は従来予想を84.6%上回る48億円の見込み(同27.9%増)に引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)