トレジャー・ファクトリーが出直り強める、物価高による節約志向の高まりも追い風に

■SDGs意識の高まりを受けリユース需要が旺盛、中期計画を上方修正

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は11月16日の後場、一段と強含む相場になり、13時にかけて5%高の1236円(63円高)をつけ、2日続伸基調となっている。10月に発表した第2四半期連結決算(2023年3~8月・累計)の営業利益が同期間として最高を更新するなど業績好調。11月1日には中期計画の数値目標の上方修正も発表し、出直り基調を強める相場が続いている。

 10月に発表した第2四半期連結決算(2023年3~8月・累計)は、「主力の衣料の好調に加え、家電やインバウンドの伸びから高額品なども堅調に推移し、連結売上は前年同期に続き当期も20%超の成長を達成」(説明資料より)し、通期・24年2月期の連結業績予想と期末配当予想を増額修正した。

 中期計画では、さらに25年2月期、26年2月期の予想を全体に上方修正した。25年2月期は、既存店の伸びを過去4期の平均売上成長率105%に外部環境の変動可能性を加味し、前期比103%で計画し、継続的なベースアップなどの販管費増加なども込みで、従来計画に対し売上高を9%引き上げ、経常利益は12%引き上げた。
外的要因としては、SDGsの意識の高まりを受けたリユース、中古品への需要に加え、物価高を背景とした節約志向の高まりも上乗せになる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る