■ドライバーの運転負荷をさらに軽減し、事故の回避を支援
ホンダ<7267>(東証プライム)は17日、全方位安全運転支援システム「Honda SENSING 360+(ホンダ センシング サンロクマル プラス)」を発表した。これは、2022年に中国で販売されたCR-Vから搭載を開始した「Honda SENSING 360」の機能に加え、ドライバーモニタリングカメラや高精度地図を採用することで、ドライバーの状態確認や車両の制御機能が向上し、ドライバーの運転負荷を軽減させるというものだ。
■ハンズオフ機能や車線変更支援機能などを搭載
Honda SENSING 360+は、高速道路や自動車専用道を走行中に、システムがアクセル、ブレーキ、ステアリングを操作し、ドライバーがハンドルから手を離しても(ハンズオフ)、車速や車線内の走行を維持できるよう支援するハンズオフ機能付高度車線内運転支援機能や、自車より車速の遅い先行車を検知すると、一定の条件下でシステムが周囲の状況を判断し、追い越しや車線変更を支援するレコメンド型車線変更支援機能などを備える。
また、高い速度でカーブに進入する際に、警告や減速支援を行うカーブ路外逸脱早期警報や、駐停車中に後側方に接近する車両を検知し、乗員が開けようとしたドアが通過する車両と衝突するおそれがあるときに注意喚起をする降車時車両接近警報なども搭載する。
さらに、走行中にドライバーの体調急変などにより、運転を継続できなくなった場合、同一車線での減速・停車を支援し、緊急通報サービスでコールセンターへ接続するドライバー異常時対応システムも備える。
Honda SENSING 360+は、2024年に中国で、「ACCORD(アコード)」から適用を開始し、その後、グローバルでの展開を予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)