【株式市場】日経平均は33円安、後場は円高でも自動車株など底堅く2日続落だが小幅安にとどまる

◆日経平均は3万3354円14銭(33円89銭安)、TOPIXは2367.79ポイント(4.81ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億8933万株

 11月21日(火)後場の東京株式市場は、円相場の揺り戻し(円高)が一段強まったため、前場に続いて自動車株や重工株、大手商社株などが軟調に推移。ただトヨタ<7203>(東証プライム)が14時頃にかけて一段下押した以外は総じて下げ止まり底堅い相場となった。東京エレク<8035>(東証プライム)は堅調もみあいなど半導体関連株は総じてしっかり。しまむら<8227>(東証プライム)、ニトリHD<9843>(東証プライム)、ワークマン<7564>(東証スタンダード)などは円高が追い風とあって一段と上げた。JR東海<9022>(東証プライム)などのJR各社も一段強含んだ。日経平均は前日比変わらずの水準で一進一退を続け、大引けは2日続落だが小幅安にとどまった。

 後場は、日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株が一段と強含み、中東での船舶拿捕を受けた運賃上昇への期待などあり、日本製紙<3863>(東証プライム)など紙パ株も一段ジリ高となり、円安が反転すれば燃料高の影響が後退する期待。歯愛メディカル<3540>(東証スタンダード)も円高が有利とされ一段高。スポーツフィールド<7080>(東証グロース)は初配当が好感され一段高。Birdman<7063>(東証グロース)は新たな韓流イベント期待で一段高。ティアンドエス<4055>(東証グロース)は「JAXAとの取引決定」発表など好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8933万株(前引けは6億7074万株)、売買代金は3兆5708億円(同1兆7639億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は987(前引けは902)銘柄、値下がり銘柄数は622(同692)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、パルプ紙、鉱業、サービス、陸運、空運、電気機器、情報通信、水産農林、繊維製品、その他製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る