【狙い場・買い場フェイスの今3月期は大幅黒字転換、チャート好転

狙い場・買い場

フェイス<4295>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。今3月期第2四半期一転黒字見通しで割安感があり注目したい。

世界で初めて携帯電話の「着信メロディ」を考案・実用化し、日本発の新しい文化として世界約100カ国で定着させるなど、創業期よりコンテンツ流通のしくみ創りに取り組んでいる。

「あるものを追うな。ないものを創れ」の企業理念の下、日本コロムビアをはじめ流通プラットフォームに必要な機能を有するグループ各社を傘下とし、コア・コンピタンスである「音」を柱に、エンタテインメント、教育、ライフなどの分野でグローバルに事業を展開している。

今2016年3月期・第2四半期業績予想は、売上高が従来予想の90億円から93億円(前年同期比2.4%増)、営業損益が同1億円の赤字から3億7000万円の黒字(同8億3000万円の赤字)、経常損益が1億1000万円の赤字から3億8000万円の黒字(同7億9100万円の赤字)、最終損益が1億8500万円の赤字から1億7500万円の黒字(同6億6900万円)と一転黒字になる見通し。第2四半期末配当は5円継続を予定。

通期業績予想は、売上高が200億円(前期比2.1%増)、営業損益が4億円の黒字(同8億9100万円の赤字)、経常損益が3億8000万円の黒字(同8億6200万円の赤字)、最終損益が1億5000万円の黒字(同33億4000万円の赤字)と黒字転換を見込んでいる。期末配当は5円継続を予定している。

コロムビア事業においてアニメ関連作品の市販・配信売上が好調に推移したことや特販・通販の売上が増加が寄与。ポイント事業における仕入コストの見直しおよび販売費及び一般管理費の抑制、コロムビア事業における昨年度に実施した構造改革による固定費削減が進んだため、第2四半期業績予想は上ブレ着地。通期業績予想については現在精査中だが、上ブレする見通し。

株価は、4月17日につけた年初来の高値1923円から8月25日に1200円と調整を挟んで9月10日高値1600円と上昇。上げ一服となっている。今期予想PER10倍と割安感があり、通期業績上ブレ見通しが下支え、1400円割れで下値を固めた感があり、押し目買い妙味が膨らもう。(N)

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