西部技研は「大型案件受注」に注目集まりストップ高、国内5億円、海外20億円

■「デシカント除湿機」、近年はリチウムイオン電池製造向けにも拡大と

 西部技研<6223>(東証スタンダード)は11月28日、急伸相場となり、午前9時半にかけてストップ高の1916円(400円高、26%高)で値がついた後そのまま買い気配を続け、ほぼ2週間ぶりに1900円台を回復している。27日の15時に「大型案件受注に関するお知らせ」を発表し、注目が集中した。

 発表によると、このたび電気自動車(EV)向けリチウムイオン電池製造工場向けの大型案件を受注し、国内受注分は約5億円(国内大手自動車メーカー向け低露点対応型デシカント除湿機)、海外受注分は約20億円(米国大手EV自動車メーカー向け低露点対応型デシカント除湿機)。売上げ計上は2024年12月期、および25年12月期を予定する。

 デシカント除湿機は、空気を冷却する必要がないため、15℃以下の低温環境や空気中に水分が少ない低露点環境においても、効率的に除湿することが可能。湿度制御を必要とする食品・医薬工場だけでなく、近年では超低湿環境が必要とされるリチウムイオン電池の製造工程で採用されているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る