【株式市場】日経平均は39円安、2日続落だが後場一時147円台の円高でも底堅い

◆日経平均は3万3408円39銭(39円28銭安)、TOPIXは2376.71ポイント(5.05ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億1365万株

 11月28日(火)後場の東京株式市場は、円相場が一時1ドル147円台に入る円高の場面があり、自動車株の中に一段ジリ安の銘柄がみられた一方、TDK<6762>(東証プライム)は取引開始後を下値に持ち直し、前引けにかけてダレたキヤノン<7751>(東証プライム)は再び堅調さを拡大など円高の影響は限定的な感触だった。マルハニチロ<1333>(東証プライム)などの水産株は「買い負け」が減るとされて一段と強含み、良品計画<7453>(東証プライム)も一段高。日経平均は弱もみあいを続け、中盤に前場の安値(149円63銭安の3万3298円04銭)に迫ったが、大引けにかけては持ち直し小幅な下げで2日続落となった。

 後場は、「政府クラウド」認定のさくらインターネット<3778>(東証プライム)が一段と上げてストップ高に達し、グローセル<9995>(東証プライム)はマクニカグループによるTOB(株式公開買付)を受けてストップ高。西部技研<6223>(東証スタンダード)は大型受注が好感されストップ高を継続。ジオコード<7357>(東証スタンダード)は未定だった配当の増配など連日好感され3日連続ストップ高。イントランス<3237>(東証グロース)は正午過ぎの株主優待導入発表が好感され急伸。地盤ネットホールディングス<6072>(東証グロース)は京都市に建物計測システム採用など材料視され2日連続ストップ高。トゥエンティーフォーセブン<7074>(東証グロース)は厚労省の健康づくりガイド案が10年ぶり改定とされスポーツジムに追い風との見方で急伸しストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は13億1365万株(前引けは6億1608万株)、売買代金は3兆3463億円(1兆6159億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は970(前引けは799)銘柄、値下がり銘柄数は635(同793)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位は、水産農林、パルプ紙、ゴム製品、鉱業、繊維製品、鉄鋼、石油石炭、卸売り、小売り、サービス、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る