アイリッジの値戻し目立つ、開発リソース最適化プラットフォームのリニューアルなど好感

■株価は「ダブルボトム」で底入れ確認、決算説明会動画も好感

 アイリッジ<3917>(東証グロース)は11月29日、反発基調となって出直りを強め、3%高の598円(19円高)まで上げた後も堅調に売買され、約3週間ぶりの600円台を目前にとらえている。オンラインからオフラインへとマーケティングを発展させる「O2O(オーツーオー)ソリューション」サービスの企画・開発・運営などを行ない、27日に、システム開発会社を中心に導入企業が100社を超える開発リソース最適化プラットフォーム「Co-Assign(コーアサイン)」を利用企業の声に応えてリニューアルと発表。期待材料視されている。

 発表によると、「Co-Assign」は、要員の稼働計画を「高い解像度」でチーム内に共有することができるアサイン管理の脱Excelサービス。受注予定案件の要員計画を、期間ごと・受注確度ごとに集計でき、本当に不足する人材・スキルが可視化され、最適な人材配置を行えることで、受注キャパシティーが拡大する。進行中のプロジェクトでは稼働時間を入力でき、プロジェクトごとの予実がリアルタイムでチームに共有され、これにより粗利率が悪化する前の対策が可能になる。

 株価は10月24日の安値549円と11月15日につけた戻り安値551円が「ダブルボトム」(2点底)を形成し、俯瞰的な底入れが確認できた形になった。直近は、11月22日に開示した決算説明会の動画などが好感される形でジリジリ値戻しを続けている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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