【株式市場】日経平均は165円高、後場次第高となり4日ぶりに反発

◆日経平均は3万3486円89銭(165円67銭高)、TOPIXは2374.93ポイント(10.43ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場急増し23億6681万株

 11月30日(木)後場の東京株式市場は、引き続きアドバンテスト<6857>(東証プライム)などの半導体関連株が強く、製造装置関連の大真空<6962>(東証プライム)は一段ジリ高。午前中の円高が後退したこともありSUBARU<7270>(東証プライム)が一段高など自動車株の中にも堅調さを増す銘柄が見られた。また、前場は動意薄だった中外製薬<4519>(東証プライム)や第一三共<4568>(東証プライム)が一段高となり日経平均を牽引。鉄鋼、海運株も一段強い。日経平均は寄り後すぐに小高くなり、高下しながら波状高となり、大引けは165円67銭高で高値引け。4日ぶりに上げて反発相場となった。

 後場は、黒崎播磨<5352>(東証プライム)が一段ジリ高となって急伸幅を広げSMBC日興証券による新規投資判断開始など好感。Orchestra Holdings<6533>(東証プライム)は好業績を買う相場が微調整を経て再燃し二段上げに発展と一段高。ショーケース<3909>(東証スタンダード)は前場ストップ高で売買されたまま大引けまで買い気配を続け、積水化学へのチャットボット機能提供やオープンAIによる新サービスなど材料視のもよう。イクヨ<7273>(東証スタンダード)はPBR向上期待などで一段と上げ高値更新の幅を拡大。パリミキホールディングス)<7455>(東証プライム)も一段と上げ29日夜に行ったIR説明オンライン配信で改めて注目再燃の様子。

 東証プライム市場の出来高概算は月末要因もあり後場急増し23億6681万株(前引けは6億4597万株)、売買代金も5兆5792億円(同1兆7321億円)。プライム上場1660銘柄のうち、値上がり銘柄数は1014(前引けは771)銘柄、値下がり銘柄数は591(前引けは824)銘柄。

 東証33業種別指数は26業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、証券商品先物、医薬品、電気機器、鉱業、金属製品、その他製品、機械、ゴム製品、鉄鋼、保険、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る