ODKソリューションズがストップ高、大学生のキャリア支援に向けた実証実験を開始

■電通グループ、TOPPANHD、ソニー等と共同で

 ODKソリューションズ<3839>(東証プライム)は12月5日、100円高(17.30%高)の678円まで上げてストップ高している。同社は本日、Web3.0サービス『アプデミー』の新機能として、大学生向けのキャリアアドバイスサービスの開発に向けた実証実験を、電通グループ<4324>(東証プライム)、TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)、ソニーグループ<6758>(東証プライム)のソニー等と共同で、近畿大学にて開始した。同実証実験では、日常の体験実績をNFTでデジタル化し、生成AIを搭載したアバターから個別最適化されたキャリアアドバイスを受けることができる。

■NFTと生成AIを用いたアバターからのアドバイスサービス

 『アプデミー』は、生涯にわたる学習歴の証明や、自分自身でも気づかない価値や個性の可視化を目指すサービスである。高校生や大学生を中心に、既存の履歴書で重視されている「学歴・資格」等に加えて、多様な体験が個人の価値として、大学入試や留学、就職活動等に活用できる世界観の実現を目指している。

 同実証実験では、Web3.0ウォレットに新たなUIとしてアバターを採用する。ユーザ自身の外見をそのままアバターとすることに加え、自分とは異なる姿のアバターも選択可能とすることで、学生の会話内容のほか、提示されたインセンティブに対する反応の差異についても検証する。今後、同実証実験の成果を踏まえ、体験実績NFTのデータ解析による個別最適化及び生成AIの活用による対話型のキャリアアドバイスの可能性を検証していく。

 同実証実験は、2023年12月11日から2024年3月31日までの期間、近畿大学にてデータ取得し、放送大学にて検証実施する。各社の役割は、当社がNFT保有状況を元にデータ解析するサービスと自然言語での応答サービスを提供し、電通グループがNFTの保有状況についてウォレット単位でポートフォリオを分析し、保有者のアイデンティティ情報を同定するトークン解析に関する知見を提供し、TOPPANホールディングスがライトステージや「メタクローン」を用いたアバター作成や対話表現に関わる技術を提供し、ソニーがICカード型ハードウェアウォレットを提供する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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