マーチャント・バンカーズがプラスチック循環再生事業に進出、循環資源HD社との資本・業務提携に関する基本合意を決定

マーチャント・バンカーズ

■循環資源HD社に資本参加しプラスチック循環再生に取り組む

 マーチャント・バンカーズ<3121>(東証スタンダード)は12月11日の夕方、プラスチック循環再生事業を手掛ける循環資源ホールディングス株式会社(東京都新宿区:循環資源HD社)との資本・業務提携に関する基本合意を同時日付で決定した。同日夕方に発表した。

■資源大手や商社なども注目、これら企業との提携も視野

 循環資源HD社は、プラスチックごみから再生油を生成するプラントや、有機性廃棄物から炭を生成するプラントを開発し、再生原料として活用する循環型モデルを推進し、地球環境をテーマにしたプロジェクトに多角的に取り組んでいる。循環資源HD社が手掛けるプラントは、プラスチックごみや有機性廃棄物を、高温の蒸気で、CO2を排出することなく、燃やさずに分解する技術に基づく。

 全世界のプラスチックの消費が2050年には約3.1倍まで増加すると予測されるなか、循環資源HD社は「地域のゴミを地域のエネルギーへ」をモットーに、SDGs目標達成のために不可欠なプロジェクトに取り組んでいる。このプロジェクトには、資源大手や商社、製鉄などが注目し、循環資源HD社では、これらの企業との業務提携について前向きに協議を進めている。

 一方、マーチャント・バンカーズは、不動産収益物件を中心とした投資により安定的収益を確保しながら、社会性や成長性、収益性の高い企業やプロジェクトへの投資を行い、投資家の皆様に夢をもって頂ける投資会社を志している。循環資源HD社の取り組むプラスチック循環再生事業は、社会性や成長性、収益性の高いプロジェクトと考え、循環資源HD社への資本参加並びに循環資源HD社との業務提携によりプラスチック循環再生事業に参画することにつき、循環資源HD社と基本合意するに至った。

<提携の内容など>
(1)循環資源HD社の第三者割当増資引受けにより、循環資源HD社の2~5%程度の資本参加について循環資源HD社と協議を行う
(2)循環資源HD社への資本参加を前提に、以下の提携業務について、検討・協議を行う。
・大手企業等からの発注により、循環資源HD社が再生油生成プラントを製造・納品する事業(10か月程度)に  対するプロジェクトファイナンスの実施
・マーチャント・バンカーズと循環資源HD社の共同で、200~1000百万円程度の投資により、関東圏で再 生油生成プラントを設置し、再生油を資源大手等に販売するプロジェクトの実施

<提携の日程>
(1)検討・協議のうえ、2023年12月中に、循環資源HD社に対する資本参加を実施する予定。
(2)循環資源HD社の再生油生成プラントを製造・納品する事業へのプロジェクトファイナンスは、最短で2024年1月に実行し、10か月後の回収を計画。
(3)循環資源HD社と共同での、関東圏での再生油生成プラントの設置については、2024年4月スタートを目標に、協議を進めていく。

 この基本合意では、資本業務提携の正式契約の締結期日を2023年12月末日までと定めている(ただし、今後、循環資源HD社との協議によって当該期日を変更することができる)。2023年12月末日までに資本業務提携の正式契約が締結されない場合、本件基本合意は失効することとされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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