■ホテルチェーンのアパグループが不動産投資信託に参入
大江戸温泉リート投資法人<3472>(REIT)は13日、資産運用会社である大江戸温泉アセットマネジメント株式会社の株式を、ホテルチェーンを展開するアパホールディングスに譲渡することを発表した。これにより、同投資法人のスポンサーは、大江戸温泉物語グループからアパグループに変更される。同投資法人は、アパグループの支援を受けて、外部成長・内部成長・財務戦略を進めるとしている。
■アパグループの支援で外部成長・内部成長・財務戦略を推進
同株式譲渡は、同投資法人の財務基盤の強化と外部成長が最大の経営課題であると認識した同資産運用会社が、大江戸温泉物語グループに提案したものである。大江戸温泉物語グループは、コロナ禍の影響で成長投資及び収益向上を最優先事項としており、同投資法人の経営課題の解決を積極的に取り組むことが難しいと判断した。一方、アパグループは、主要金融機関との良好なリレーションを持ち、不動産情報の優先的提供やホテルオペレーター機能の提供などが期待できるという。
■大江戸温泉物語グループとの関係は一部継続
同株式譲渡に伴い、大江戸温泉物語株式会社が保有する同投資法人の発行済投資口もアパホールディングスに譲渡される。また、同投資法人の保有資産の一部の賃借人として、大江戸温泉物語グループとの関係は継続する。同株式譲渡は、関係当局の承認及びその他の一般的な条件が充足されることを条件として、2023年12月19日付けで実行される予定である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)