モルフォは今期5期ぶりの黒字転換予想など好感され後場一段高

■前10月期はロイヤリティ収入、開発収入とも増加し赤字半減

 モルフォ<3653>(東証グロース)は12月18日の後場、一段と上げて始まり、後場寄り後は18%高の1532円(239円高)まで上げ、約6か月ぶりの1500円台となっている。画像認識AI技術、監視カメラ画像解析AIなどを手がけ、前取引日の15日に発表した10月決算(2023年10月期・連結)は各利益とも赤字額が前年同期から半減し、今期・24年10月期の連結業績予想は各利益とも5期ぶりの黒字転換とし、好感買いが強まっている。

 前10月期は、ロイヤリティ収入、開発収入とも増加し、連結売上高は19.3%増の23億83百万円となった。利益面では、原価率の改善、販管費率の改善、利益構造の改善に加え、減損損失の減少もあり赤字は大幅に軽減した。

 今期・24年10月期は、海外ではスマートフォン・PC向けのロイヤリティ収入が引き続き拡大する見込みとし、「国内では車載・DX向けの受託開発収入の伸長が見込まれ」「5期ぶりの黒字転換を達成し、さらなる成長を目指す」(説明資料より)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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