ANYCOLORが急反発、「1株あたり株式価値の向上を図る」自社株買いを好感

■決算発表後の下げから大きく切り返す

 ANYCOLOR<5032>(東証グロース)は12月19日、反発相場となり、午前10時にかけて6%高の3225円(170円高)まで上げ、その後も3200円台で売買されて決算発表後の下げから大きく切り返している。18日15時に自己株式の取得(自社株買い)を発表し、「資本効率の改善及び株式数削減を通じた1株あたり株式価値の向上を図るため」(発表リリースより)とし、好感されている。自社株買いは、90万株(自己株式を除く発行済株式総数の1.43%)、総額25億円を各上限に、2023年12月19日から24年1月19日まで行うとした。

 12月14日に発表した第2四半期決算(2023年5~10月・累計)は前年同期比で売上高が29%増加し、営業利益は50%増加した。しかし、翌日の株価は14%安(500円安の3170円)と大きく下げ、その翌取引日も軟調だった。第2四半期3か月間(同8~10月)の利益の伸びが大幅に鈍化したことなどが要因として言われた。決算発表前の株価は3670円(12月13日終値)だった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る