JAPEXが出直り強める、原油高に加え「CO2地下貯留権」への注目も再燃

■石油株は一部を除いて軒並み値上りする中プラスアルファの買い材料が

 JAPEX(石油資源開発)<1662>(東証プライム)は12月20日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5220円(100円高)と約1週間ぶりに5200円台を回復している。中東・紅海でのイスラム過激派の活動活発化などを受けてNY原油相場が続伸し1バレル73ドル台に乗ったことや、「CO2地下貯留権を創設、政府(中略)排出削減へ官民投資促す」(日本経済新聞12月20日付朝刊)と伝えられたことなどが好感されている。

 20日は、石油株が一部を除いて軒並み値上がりして始まった中で、JAPEXにはプラスアルファの買い材料として「CO2地下貯留権」が浮上した。石油や天然ガスの開発採鉱で蓄積した技術を活用し、CO2の地下貯留に関する事業「CCS事業」を推進している。2023年に政府が選定した「先進的CCS事業の実施に係る調査」では、選定7案件のうち2案件(苫小牧地域、東新潟地域)を受託した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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