【株式市場】日経平均は535円安、後場はXmas休暇が意識され大引けまで小動き

◆日経平均は3万3140円47銭(535円47銭安)、TOPIXは2325.98ポイント(23.40ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億7002万株

 12月21日(木)後場の東京株式市場は、今日の午後からクリスマス休暇の準備に入る外国人サンがいるといった話もあり、日経平均は大引けまで下げ幅500円台で小動き横ばいを続けた。中で、川崎汽船<9107>(東証プライム)は引き続き紅海の迂回など材料視されて一段ジリ高となり実質上場来の高値更新幅を拡大、レーザーテック<6920>(東証プライム)も中盤まで一段高となり実質上場来の高値を更新。資生堂<4911>(東証プライム)は中期計画強化に加え政府発表の訪日外客数も好感とされ一段と強含んだ。日経平均は14時頃に本日の安値(578円15銭安の3万3097円79銭)をつけ、大引けは小幅持ち直したが3日ぶりに下げ反落となった。

 後場は、NTT<9432>(東証プライム)が一段と強含み証券会社による目標株価の引き上げなど好感。ギフトホールディングス<9279>(東証プライム)は一段高となり証券会社による目標株価の引き上げなど好感。JR東海<9022>(東証プライム)も一段と強含み政府発表の訪日外客数など好感。テノ.ホールディングス<7037>(東証プライム)は認可外保育所の2024年10月有料化方針など材料視され3日連続大幅に上げストップ高。ホリイフードサービス<3077>(東証スタンダード)は夏に破綻した大株主の持株の新たな保有先を巡る勘ぐりなどあるようで2日連続ストップ高となり出直り急。グランディーズ<3261>(東証グロース)は正午前に発表した業績予想の増額修正が好感され後場ストップ高。

 21日新規上場となったマーソ<5619>(東証グロース)は取引開始後に2079円(公開価格は2260円)初値をつけ、高値は前場の2250円、後場は売買交錯となり大引けは2039円だった。

 東証プライム市場の出来高概算は13億7002万株(前引けは6億9459万株)、売買代金は3兆4482億円(同1兆7741億円)。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は293(前引けは292)銘柄、値下がり銘柄数は1316(同1317)銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は海運、陸運の2業種(前引けは海運、ゴム、陸運の3業種)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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