資生堂は後場もジリ高で6年ぶりの安値圏からジリジリ出直る、グローバルで400億円超のコスト削減策やインバウンド回復予測など好感

■JTBは2024年の年間訪日客が最高を更新と予測

 資生堂<4911>(東証プライム)12月22日、前後場ともジリ高基調を続けて5日続伸基調となり、13時半にかけては5%高の4367円(198円高)まで上げて2017年来の安値圏からジリジリ出直っている。20日、中期経営戦略をさらに強化しグローバルで400億円を超えるコスト削減を目指すなどの経営改革を発表し注目された上、「2024年の訪日客、過去最高の3310万人、JTB予測」(日経電子版12月20日17時)とされ、インバウンド需要の回復効果にも期待が出ている。

 資生堂は20日に「指名委員会等設置会社への移行および収益性向上に向けた経営改革について」を発表し、中期経営戦略をさらに強化するなどとした。また、株式会社JTBが20日に発表した「2024年(1月~12月)の旅行動向見通し」によると、「インバウンド(訪日外国人)は新型コロナウイルス禍前の19年を4%上回る3310万人となり、1981年の調査開始以来過去最高となる」(同)と伝えられた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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