■新体制でさらなる発展と革新を目指す
ブシロード<7803>(東証グロース)傘下の新日本プロレスリング株式会社は、12月23日に行われた臨時株主総会及び取締役会で、代表取締役社長に棚橋弘至氏を選任したと発表した。棚橋氏は、新日本プロレスの看板選手として活躍し、多くのタイトルや賞を獲得してきた。経営体制の変更は、新たなビジョンと戦略を打ち出すためだという。
■新社長はプロレスラーとしても現役
棚橋氏は、1976年に岐阜県大垣市に生まれ、1999年に立命館大学法学部を卒業後、新日本プロレスリングに入門した。2006年には、IWGPヘビー級王座を初めて獲得し、その後も同王座を最多8回戴冠した。また、2009年、2011年、2014年、2018年にはプロレス大賞MVPを受賞するなど、同社のエースとしてファンから絶大な支持を得ている。新社長に就任したことで、プロレスラーとしての引退はないと明言しており、2024年1月4日に開催される「ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in 東京ドーム」にも出場する予定だ。
■新任取締役にはテレビ朝日やブシロードファイトの幹部も
新日本プロレスリングは、棚橋氏のほかにも、新たに2名の取締役を選任した。一人は、テレビ朝日ホールディングス<9409>(東証プライム)のテレビ朝日のビジネスプロデュース局担当局長である松本仁司氏である。松本氏は、テレビ朝日との放送契約を担当しており、プロレス界に精通している。もう一人は、ブシロード傘下の株式会社ブシロードファイトの代表取締役社長である岡田太郎氏である。岡田氏は、ブシロードファイトとの業務提携を推進しており、プロレスのグローバル展開に貢献している。これらの新任取締役は、非常勤として経営に参画する。
新日本プロレスリングは、12月26日に新社長就任の記者会見を開催する予定である。また、ファンへの挨拶は、1月4日の東京ドーム大会で行うとしている。新体制においても、プロレス界のリーダーとして、さらなる発展と革新を目指すという。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)