マリオンが急伸、株式5分割と「資本コストや株価を意識した経営」を好感

■「IR戦略や株主還元策が不十分」、4期連続の増配を予定

 マリオン<3494>(東証スタンダード)は12月25日、一時23%高の2074円(388円高)まで上げた後も2000円前後で売買され、約1か月ぶりに2000円台を回復し、再び大きく出直る相場となっている。前取引日の22日15時半に株式5分割と「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」などを発表し、好感されている。株式5分割は2024年1月31日現在の株主の保有株式を対象に実施するとした。

 「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応について」では、PBR(株価純資産倍率)が1倍を下回っていることなどを踏まえ、「IR戦略や株主還元策が不十分」とし、中期経営計画の達成、事業の選択と集中、リソースの適材適所への配置転換を積極的に行うことで続的な企業価値向上を図り、PBRの改善を目指す。2024年9月期においては4期連続の増配を予定するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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