東洋製罐GHDが連日出直る、自己株の消却や出光興産との再資源化実証実験を好感

株式市場 銘柄

■自己株消却は発行株数の3.8%、700万株

 東洋製罐グループHD(東洋製罐グループホールディングス)<5901>(東証プライム)は12月25日、午前10時にかけて2300.0円(41.0円高)をつけた後も堅調に売買され、約3週間ぶりに2300円台を回復している。前取引日の22日16時に発行済株式総数の3.8%、700万株の自己株式消却を発表し、株式価値の向上に期待が強まっている。消却予定日は2023年12月29日。

 12月20日には、出光興産<5019>(東証プライム)と共同で、プラスチック製品の製造工程で発生するプラスチック端材の再資源化(油化ケミカルリサイクル)に向けた実証実験の開始を発表した。実証実験では、東洋製罐グループの各事業会社の工場におけるプラスチック製品の製造工程で発生するプラスチック端材を原料とし、出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパンが、油化ケミカルリサイクル技術により生成油を生産する。出光興産はこの生成油を石油化学製品や燃料油の原料として利用可能かを確認するとともに、プラスチック端材の再資源化の可能性を検証する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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