【株式市場】前場の日経平均は122円高、全般堅調だが前週活況の銘柄はダレ模様

◆日経平均は3万3291円39銭(122円34銭高)、TOPIXは2340.97ポイント(4.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は少な目で5億5271万株

 12月25日(月)前場の東京株式市場は、米NASDAQや半導体株指数の続伸などを受けてレーザーテック<6920>(東証プライム)などの半導体関連株が一部を除いて堅調に推移し、ソニーG<6758>(東証プライム)やコマツ<6301>(東証プライム)など北米景気に敏感とされる銘柄もしっかりとなった。一方、前週活況高の海運株は欧海運大手マースクが紅海の航行再開を準備とされたことを受けて日本郵船<9101>(東証プライム)など反落模様。スズキ<7269>(東証プライム)も朝高の後ダレ模様。日経平均は始値の3万3414円51銭(245円46銭高)を高値に値を消し始め、中盤以降は上げ幅百数十円のまま前引けまでもみ合った。

 三井海洋<6269>(東証プライム)が業績予想の増額修正や未定だった営業利益などの開示を受けて急伸し朝寄りから中盤までストップ高。アサカ理研<5724>(東証スタンダード)は資源リサイクル事業での提携などを受け2日連続ストップ高。ホリイフードサービス<3077>(東証スタンダード)は引き続き夏に破綻した大株主の保有株の行方に注目とされ急反発し再びストップ高。マリオン<3494>(東証スタンダード)は株式5分割と「資本コストや株価を意識した経営」が好感され急伸。ジェイック<7073>(東証グロース)はAI開発ベンチャーの子会社化が連日好感され4日連続ストップ高。上場6日目の雨風太陽<5616>(東証グロース)は再び上値を指向し終値ベースでは高値更新の値段で推移。

 新規上場のナルネットコミュニケーションズ<5870>(東証グロース)は取引開始後に956円で初値をつけ、その後969円まで上げる場面を見せて前引けは925円(公開価格は1040円)。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で5億5271万株、売買代金は1兆4870億円。プライム上場1659銘柄のうち、値上がり銘柄数は768銘柄、値下がり銘柄数は832銘柄。

 東証33業種別指数は18業種が値上がりし、ゴム製品、医薬品、精密機器、電気機器、情報通信、輸送用機器、機械、建設、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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