雨風太陽が上場来の高値を更新、本社花巻市とあって「大谷翔平選手効果」に期待の様子
- 2023/12/26 11:41
- 材料でみる株価
■生鮮食材の『ポケットマルシェ』運営、出身地の食材に人気集まる期待
雨風太陽<5616>(東証グロース)は12月25日、時間とともに一段高となり、午前10時30分過ぎに25%高の1950円(386円高)まで上げて12月18日に上場して以来の高値を更新している。「全国の生鮮食材を生産者から直接購入できるアプリ『ポケットマルシェ』の運営などを行い、本社は岩手県花巻市。株式市場関係者の一部からは、花巻東高校出身の大谷翔平選手が食べて育ったかもしれない食材を入手できる可能性が言われており、今12月期の業績は赤字予想だが「大谷効果」で業績が上向く期待があるようだ。
24、25日は、大谷翔平選手が全国の小学校に寄付する6万個のグローブが到着したとのニュースが伝えられ、あらためて同社株を買い材料視する動きが強まったとみられている。大谷選手の出身地は隣町の水沢市(現・奥州市)。ご当地の産品は普通の食材ではないといった印象を抱く向きもあるようだ。
「ポケットマルシェ」は、全国の「野菜や果物、魚、肉など約1万6000品の食材」(同社ホームページより)を取りそろえているとしている。そのうち「岩手」案件の検索結果は1938件(上場日現在)となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)