【Newsで一枚】ネットワークバリューコンポネンツの渡部進社長

■個人投資家IRセミナーで特徴と近況を説明、ストック型事業が増え収益向上、今期6.2倍営業増益、株価急伸

ネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ・売買単位100株)の渡部進社長(写真)は、16日、日本インタビュ新聞社主催の個人投資家IRセミナー(場所は東洋経済新報社本社ホール)で同社の特徴や近況について説明した。

同社は通信ネットワーク分野に属し、『世界中から先端技術製品を探索し開拓する力、いわゆる目利き力』に優れていることが特徴。業界では、「同社が世界から見つけてくるものは、後で必ず大きく育つ」という見方が定着しているという。

事業構成は2つから成っている。顧客のニーズに合わせて各ネットワーク商品を構成し通信ネットワーク関連機器の販売を通じソリューションを提案する『ネットワークソリューション事業』。もう一つは、最適なネットワーク利用を可能とするためのサポート及びネットワークインテグレーションのサービスを提供する『ネットワークサービス事業』である。

10年前にはネットワークソリューソン事業構成比率は88.0%、ネットワークサービス事業が12.0%だったが、直近の期では65.9%と34.1%となり、ネットワークサービスの比率が大きくアップしている。ネットワークサービスはストック型ということから収益に大きく寄与している。

会場の参加者から、「ハッカーとサイバー攻撃はどう違うのか」といった質問もあり、「サイバー攻撃の本来の意味は繰り返しシツコク攻撃を仕掛けるということで組織的。1人で仕掛けるハッカーとは違っている」と渡部社長は1つ1つの質問に丁寧に答えた。

なお、同社の今12月期は売上6.9%増の30億8100万円、営業利益6.2倍の1億7600万円の見通し。17日(木)の株価は165円高の3430円と値を上げている。年初来高値は4780円(7月21日)。

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