【2024年:注目の相場テーマと銘柄を探る】
■証券株は高配当の宝の山?
新NISAの開始に伴い、資産所得倍増プランに沿って貯蓄から投資へとシフトするニューマネーが増えると見込まれる。その受け皿となるのが証券株だ。証券株は、アベノミクス相場の初期に大きく上昇したが、今回の相場でも再び急騰する可能性がある。特に高配当利回り銘柄として注目される証券株は、隠れた魅力を持っている。
■証券各社の配当発表に期待大
証券株の中間業績は、純利益が大幅に増加し、中間配当を増配するケースが多かった。しかし期末配当については、市況産業として通期業績予想を開示しないため未定とする銘柄が多い。そのため、証券株の配当利回りは、市場の予想よりも低く見えることがある。しかし実際には、特別配当を含めると、高配当利回り銘柄としてランクインする証券株もある。
例えば丸三証券<8613>(東証プライム)は、中間配当を25円に増配し、期末配当は特別配当15円の継続を予定している。この合計40円の配当の利回りは、4.78%にもなる。証券各社は、来年1月に第3四半期決算を発表し、期末配当予想を開示することがある。その際に、配当を増やすことが発表されれば、証券株の魅力はさらに高まるだろう。日本インタビュ新聞社の株式投資情報では新春特集記事で注目銘柄を紹介している。ぜひご覧いただきたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)