松屋フーズHDが上場来の高値を連日更新、12月の月次売上高の伸び今期最高など好感
- 2024/1/5 13:48
- 業績でみる株価
■既存店は前年同月比19%増加、全店は同23%も増加
松屋フーズHD(松屋フーズホールディングス)<9887>(東証プライム)は1月5日、前後場ともジリ高傾向となり、13時過ぎに5760円(100円高)まで上げ、値上がり率は1.8%程度だが2日続けて実質的な上場来の高値を更新している。牛めしで知られる「松屋」などを運営し、4日に発表した「月次報告」(12月分)の既存店売上高が前年同月比19.0%増加し、全店売上高とともに今期・2023年4月以降で最大の伸び率となり、注目されている。
12月の全店売上高は同23.3%増加し、既存店売上高とともに今期に入り最大の伸び率となった。23年11月に発表した第2四半期決算は会社予想を大幅に上ぶれて着地し、今期・24年3月期の連結業績予想も、営業利益は従来予想の3.5倍に見直すなど大幅に増額修正した。既存店の売上高が増加しているため、固定費の売上高に占める割合が低下していることなどを要因とした。今回、既存店の売上高が一段と増加したため、通期予想への期待が強まったとみられている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)