【狙い場・買い場】アンジエスMGは底打ち確認、再生医療関連、アベノミクス成長戦略で注目

狙い場・買い場

アンジェス MG<4563>(東マ・売買単位100株)は、再生医療関連として注目されそうだ。長期間、相場のなかったことから需給関係もよい。

<株価の歩みと位置>

2013年5月の1081円を高値に右肩下がり相場が続いている。これまでのマーケット人気が高ROEで増配銘柄を買う相場だったことから同社株などバイオベンチャー銘柄はカヤの外に置かれた存在だったといえる。

今年になっての動きは1月13日の438円を高値に8月25日には186円まで下げた。9月18日の226円は2013年高値に対し2合目、年初来高値に対しては5合目という位置にある。

<注目理由>

長期間の下げで日柄、値幅とも完全に底打ちしていることがある。とくに、2013年高値に対し現在の水準が2合目ということからひとたび見直し人気となれば値幅妙味がある。

次に、大きい理由としては、10月に安倍改造内閣がスタートすることでアベノミクス成長戦略が本格化することがある。同社の手掛ける再生医療はアベノミクス成長戦略の重要テーマの一つである。

同社の開発中の、「重症虚血肢対象HGF遺伝子治療法」は、血管を再生することで治療する。糖尿病等で足の動脈が閉塞し血液が届けられなくなることから最終的には足を切断しなくてはならなくなるぞ重大な疾患。これを再生医療で直すということから国内外から注目されている。

今朝の日経新聞では、「再生医療スピード承認」と報道されており、再生医療が成長戦略の重要項目であることが分かる。国内、海外で治験が進み、商人申請が近づいているようだ。

足元の業績は赤字だが、期待の製品が上市となれば業績を大きく向上させることが期待される。トヨタ自動車など主力銘柄の人気が後退し材料株を物色する人気となりつつあるだけに狙い場といえるだろう。いったん、動き出せば上値も大きいものとみられる。(甘栗)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る