大黒屋はAI写真査定技術を開発、チャットで数秒で査定・買取

■中古ブランド品の価値を即時把握

 大黒屋ホールディングス<6993>(東証スタンダード)グループの中古ブランド品の買取・販売を行う大黒屋は1月12日、同社の強みである機械学習・AI技術を基盤として、本年度をめどにオンライン上のやり取りで完結する真贋鑑定・査定機能をチャット上で提供すると発表した。蓄積されてきた50万点以上の商品学習データを活用し、画像認識AIと連携することで、チャットで画像を送るだけで、AI鑑定士が数秒で即時査定し、お客様にお知らせする機能を実現したという。

 同社は、買取・販売取引ニーズの拡大に対応し、家庭内に眠っている中古ブランド品資産の有効活用及びその促進を目指している。その前提には、生活者がいつ・どこでも、自分の持ち物や売り物などの二次流通価格を把握できることが必要だと考えている。同社では、今まで専門的なスキルを持っている人のみに限られていた資産価値の把握技術を、より生活者の方が身近に使えるような様々な機能やサービスを開発してきたという。

 同社は、約8年前からAI鑑定・査定及びグローバルダイナミックプライシングの確立に着手してきた。グローバル規模での買収や業務提携を通じて、日本・米国・欧州・中国を中心にブランド品のデータ収集を進め、AI技術に最も重要な教師データの構築、訓練、最適化、及び実際応用にチャレンジしてきた。これらの研究開発の成果として、同社では世界のトッププレイヤーに匹敵できるAI鑑定・査定及びグローバルダイナミックプライシングの技術を確立したという。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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