【株式市場】日経平均は497円高となり終値で4日ぶりに1990年以来の高値を更新、一時3万6000円台に乗る

◆日経平均は3万5963円27銭(497円10銭高)、TOPIXは2510.03ポイント(17.94ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億5180万株

 1月19日(金)後場の東京株式市場は、引き続き半導体関連株などが活況を呈し、東エレク<8035>(東証プライム)やSCREENホールディングス<7735>(東証プライム)が一段ジリ高となり最高値更新幅を広げ、芝浦メカ<6590>(東証プライム)やルネサスエレ<6723>(東証プライム)も一段高となった。一方、前場連日最高値のトヨタ<7203>(東証プライム)や三菱商事<8058>(東証プライム)はもみ合いに転じ、日本製鉄<5401>(東証プライム)も強もみ合いに転じたが、外国人投資家の大幅買い越しなど好感され大きく値を消す様子はなかった。日経平均は前引けより40円ほど値を消して523円高で始まり、14時頃に323円90銭高(3万5790円07銭)までダレたが大引けは上げ幅500円に迫り、終値で4日ぶりに1990年以来の高値を更新した。

 後場は、ベルシステム24HD<6183>(東証プライム)が一段と上げて高値更新の幅を広げ、伊藤忠商事<8001>(東証プライム)から次期社長の人事など好感。アルファ<4760>(東証スタンダード)は業績予想の増額を受けた上げ相場に躍動感がついてきたとされ値幅妙味を増し前場ストップ高のまま大引けまで買い気配。クオンタムソリューションズ<2338>(東証スタンダード)は週初発表の四半期決算など好感され一段と出直り、大引け後に株式分割を発表。アピリッツ<4174>(東証スタンダード)やドリーム・アーツ<4811>(東証グロース)は一段高となりアマゾン・ウェブ・サービスが日本で5年間に2.3兆円を投資との報道など好感。yutori(ゆとり)<5892>(東証グロース)は割安感や値ごろ感が言われ値上がり率ランキング上位にジリジリ躍進。

 東証プライム市場の出来高概算は15億5180万株(前引けは7億8985万株)、売買代金は4兆5010億円(同2兆4833億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は875(前引けは1083)銘柄、値下がり銘柄数は717(同506)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは27業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、電気機器、金属製品、機械、建設、不動産、サービス、卸売り、水産農林、非鉄金属、石油石炭、化学、空運、ガラス土石、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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