【株式市場】前場の日経平均は249円42銭安、春頃からの金利上昇観測を受け様子見のなか銀行株や材料株は高い

東京証券取引所

◆日経平均は3万6268円15銭(249円42銭安)、TOPIXは2529.09ポイント(12.98ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億9020万株

 1月24日(水)前場の東京株式市場は、日銀総裁の23日午後の会見を受けて現行の異次元の金融緩和が3、4月にも徐々に解除され始めるとの見方が優勢になり、業種別指数33本のうち値上がりは3本にとどまった。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)が2007年以来の高値に進むなど、金利高が追い風になる銀行株や保険株は値上がりした一方、三井不<8801>(東証プライム)などの不動産は値下がりした。半導体関連株は総じて上げ、SCREENホールディングス<7735>(東証プライム)は高値を更新。日経平均は101円安で始まり、午前11時過ぎに297円16銭高(3万6220円41銭)まで下げたが、前引けも下げ幅200円台を維持した。

 霞ヶ関キャピタル<3498>(東証プライム)が再び一段高となり、前週発表の四半期決算に加え投資ファンドの保有拡大、証券会社による目標株価の引き上げが好感され高値更新。Genky DrugStores<9267>(東証プライム)は業績予想の増額修正が好感され一段高。日本エコシステム<9249>(東証スタンダード)は制限値幅の拡大が発動されたが株主優待の新設を買う相場強く3日連続ストップ高。イクヨ<7273>(東証スタンダード)は筆頭株主の要求に思惑買い続き3日連続ストップ高。ピー・ビーシステムズ<4447>(東証グロース)は大規模受注が好感されストップ高。サークレイス<5029>(東証グロース)は新サービス投入が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億9020万株、売買代金は2兆2730億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は428銘柄、値下がり銘柄数は1182銘柄。

 東証33業種別指数は3業種の値上がりにとどまり、銀行、海運、鉱業、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る