【株式市場】前場の日経平均は64円安、一時313円安まで下押したがTOPIXはしっかり

◆日経平均は3万6162円01銭(64円47銭安)、TOPIXは2529.52ポイント(0.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億3511万株

 1月25日(木)前場の東京株式市場は、米NASDAQや半導体株指数の5日続伸などを受け、レーザーテック<6920>(東証プライム)やSCREENホールディングス<7735>(東証プライム)などの半導体関連株が上げたものの、自動車株や電子部品、大手商社株などは総じて上値が重く、昨24日に続き日銀の金融政策を巡る警戒感が継続する様子となった。川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株は堅調。日経平均は朝寄り直後の44円82銭高(3万6271円30銭)を上値に小動きとなり、午前11時前に一時313円94銭安(3万5912円54銭)まで下押したが、前引けは小幅安にとどまった。TOPIXは小高い。

 TOWA<6315>(東証プライム)が再び一段高となりモルガン・スタンレーMUFG証券が新規に投資評価を開始とされ注目再燃。扶桑化学工業<4368>(東証プライム)も投資判断が好感され半導体関連の出遅れと大きく反発。デザインワン・ジャパン<6048>(東証スタンダード)は2月締めの第2四半期業績に見直し余地とされ旧出直り。インフォネット<4444>(東証グロース)はAI関連新サービスに期待強まり一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億3511万株、売買代金は2兆2721億円。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1154銘柄、値下がり銘柄数は464銘柄。

 東証33業種別指数は24業種が値上がりし、証券商品先物、海運、パルプ紙、鉄鋼、倉庫運輸、非鉄金属、水産農林、陸運、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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