東邦チタニウムは小安く寄った後一気に切り返す、第3四半期大幅減益だが進ちょく率好調

■営業利益は通期予想の8割確保、主事業は航空機向けなど回復

 東邦チタニウム<5727>(東証プライム)は1月26日、34円安の1762円で始まった後一気に切り返し、午前9時40分にかけては8%高の1945円(149円高)まで上げて急激な出直り相場となっている。25日の15時に発表した第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計)は営業利益が前年同期比49%減の38億82百万円だったが、23年10月に開示した今3月期・通期の連結業績予想の営業利益48億円に対し80%に達したことなどで見直し買いが優勢になったとみられている。

 チタン事業は「航空機向け需要の回復に加えウクライナ紛争に起因するロシアからの調達回避もあり、製品販売は引き続き堅調に推移」(決算短信より)したが、触媒・化学品事業では「海外の景気低迷長期化等により販売は低調」だった。また「コスト面では、輸入原材料・副資材コストの高止まりが、収益を大きく圧迫する要因と」なった。ただ、今3月期・通期の連結業績予想は全体に据え置いた。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)も4%高まで上げている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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