アルゴグラフィックスは7か月半ぶりに上場来高値を更新、業績・配当予想の増額修正を好感
- 2024/1/29 13:08
- 業績でみる株価
■「第2四半期まで影響があったソリューション販売の反動減も概ね底を打つ」
アルゴグラフィックス<7595>(東証プライム)は1月29日、一段高となり、取引開始後に12%高の4430円(470円高)まで上げ、午前11時にかけても8%高の4300円前後で売買され、株式分割を調整後の上場来高値を約7か月半ぶりに更新している。26日の15時30分に第3四半期決算と今3月期の業績・配当予想の増額修正を発表し、好感されている。朝方急伸の後は伸びきれないが、業績予想には更なる上ぶれ余地があるとの見方もあるようだ。
第3四半期は、「第2四半期まで影響があった半導体業界向けのソリューション販売の反動減も概ね底を打ったこと」「PLMソリューションが大きく伸長」(決算短信)した。第3四半期累計期間(2023年4~12月)の連結売上高は前年同期比17.5%増加し、営業利益は同27.0%増加した。今3月期の連結業績予想は、5月に開示した従来予想に対し、売上高は5.4%上回る見込みに見直し、営業利益は同14.4%上回る見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同14.1%上回る見込みに見直した。単体業績も「主要顧客である製造業全般の旺盛なIT投資意欲を背景に(中略)好調に推移」(同)としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)