帝国ホテルは上値を指向、第3四半期ホテル事業の売上高29.5%増加、通期の収益予想を増額修正

■連結営業利益は5.6倍、訪日観光の回復を「的確にとらえ」る

 帝国ホテル<9708>(東証スタンダード)は1月31日、ジリジリ強含んで午前11時20分にかけて1030円(29円高)まで上げ、昨年来の高値1063円(2023年7月28日)に向けて上値を追っている。30日の14時に第3四半期決算と今3月期の連結業績予想の大幅な増額修正を発表。この日は発表後に急動意となり、翌31日も好感買いが優勢となっている。

 第3四半期連結決算(2023年4~12月・累計)は、売上高が前年同期比25.5%増加し、営業利益は5.6倍になるなどで、訪日観光の回復を「的確にとらえ」(決算短信より)た。ホテル事業の売上高は同29.5%増加した。

24年3月期の連結業績予想は、売上高を据え置いた一方、営業利益は従来予想を45.5%上回る24億円の見込みに、親会社株主に帰属する当期純利益は同47.5%上回る29億50百万円の見込みに、各々大幅に引き上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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