ファーストコーポレーションの出直り目立つ、決算説明資料の開示を契機に改めて評価、完成工事高は過去最高を更新する見込み

■昨年10月以来の800円台を目前にとらえる

 ファーストコーポレーション<1430>(東証スタンダード)は1月31日の後場、795円(9円高)で始まり、日々の上値を5日連続セリ上げて出直りを継続、2023年10月以来の800円台を目前に捉えている。分譲マンションを中心とする建設事業、関連する不動産事業を展開し、1月23日の取引時間中に「2024年5月期・第2四半期決算説明資料」を開示。以後、上げピッチが徐々に強まっており、1月12日に発表済みの第2四半期決算が評価し直される相場と受け止められている。

 23年5月期末から、事業セグメントを「分譲マンション建設事業」の単一セグメントから「建設事業」と「不動産事業」の2セグメントに変更。第2四半期の連結決算(2023年6~11月・累計)は、売上高が135.91億円(前年同期は連結での財務諸表を作成していないため比較なし)で、営業利益は6.70億円だった。特命工事の減少と資材価格の上昇などにより完成工事総利益率は低下する見込みだが、完成工事高は過去最高を更新する見込み。24年5月期の配当(期末のみ実施)は1株31円を予定する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る