「チャイルドシートの壁」をなくす運転中の子守り支援ロボット、日産と赤ちゃん本舗が開発
- 2024/1/31 18:03
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■運転中の不安を解消する「イルヨ」
日産自動車<7201>(東証プライム)と赤ちゃん本舗は31日、ドライバーとお子さまのみでのドライブ中の安心安全な運転に貢献することを目的とした、運転中の子守り支援ロボット「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」(イルヨ)のコンセプトモデルを開発したと発表。
両社が共同で行ったアンケート調査によると、6割以上がドライバーとお子さまのみでのドライブを週に1~2日以上経験していることが分かった。さらに、8割以上が「赤ちゃんが泣いた時にあやせない」と回答している。この課題解決のために開発されたイルヨは、後部座席のチャイルドシート横に設置するロボット「イルヨ」と、運転席横のドリンクホルダーに設置するロボット「ベビー イルヨ」の2体で構成されている。
■日産のセンシング技術から着想を得た革新的な機能
イルヨは、日産のセンシング技術から着想を得て開発された。ドライバーがベビー イルヨに特定の言葉を投げかけると、後部座席のイルヨが作動し、手を振ったり、「いないいないばあ」などの動きで赤ちゃんをあやす。さらに、イルヨのカメラが赤ちゃんの表情を認識し、ベビー イルヨに伝達。目の開閉によって、赤ちゃんが寝ているかどうかを親が把握できる仕組みになっている。
■親子が安心してドライブできる未来へ
このロボットは、現在はコンセプトモデルであり、販売の予定はないが、特別体験会を2月3日・4日に横浜市の「日産グローバル本社ギャラリー」、10日・11日に「アカチャンホンポ ららぽーと横浜店」で実施する予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)