【株式市場】日経平均は275円安となり4日ぶりに反落、四半期好決算株や自社株買い銘柄など人気

◆日経平均は3万6011円46銭(275円25銭安)、TOPIXは2534.04ポイント(17.06ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億7754万株

 2月1日(木)後場の東京株式市場は、引き続き円高継続とあって自動車、機械、精密株などが総じて軟調で、大手商社株は持ち直し傾向だが軟調。半面、ニチレイ<2871>(東証プライム)や山崎製パン<2212>(東証プライム)が一段ジリ高となり業績上ぶれ期待などとされ、四半期決算と株式分割のJR東日本<9020>(東証プライム)は上げ幅を保ち、日東電<6988>(東証プライム)は自社株買いなど材料視視され一段高。日経平均は前引けより30円ほど安い299円安で始まり、14時にかけて362円11銭安(3万5924円60銭)まで下落。大引けは100円近く持ち直したが4日ぶりの下落となった。

 後場は、SCREENホールディングス<7735>(東証プライム)が一段と上げ四半期決算と業績予想の増額など好感され、同じく黒崎播磨<5352>(東証プライム)は前場の高値圏で値を保って推移。フクダ電子<6960>(東証スタンダード)は自社株化の発表もあり一段ジリ高。グッドライフカンパニー<2970>(東証スタンダード)は12月決算発表に期待強まるとされ14時頃に一段高。ABEJA<5574>(東証グロース)は13時頃から急伸しストップ高となり政府の国産生成AI開発プロジェクトに同社など7社を採択との報道を材料視。売れるネット広告社<9235>(東証グロース)は信用規制の解除が好感されて再び出直りストップ高で売買をこなした。

 東証プライム市場の出来高概算は17億7754万株(前引けは9億7467万株)、売買代金は4兆5810億円(同2兆5728億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は485(前引けは501)銘柄、値下がり銘柄数は1121(同1111)銘柄。

 東証33業種別指数は8業種(前引けは7業種)が値上がりし、値上がり率上位は、空運、証券商品先物、陸運、食料品、医薬品、倉庫運輸、石油石炭、水産農林となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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